熱技術の基礎知識 | 日本電熱 採用サイト

熱技術の
基礎知識

熱技術の基礎知識

日本電熱は「熱とその制御」を生かせる分野すべてが活動フィールドです。
お客様の課題に応える「熱技術」の基礎知識をご紹介します。

熱技術の用途

熱制御には「熱を発生させる」「熱源の温度を管理する」「効率的に昇温・降温を行う」など様々な技術があります。
熱を加える対象物の化学的特性や昇温条件により熱の制御方法や製品設計も異なりますが、加熱対象は大きく3つに分類されます。

流体の加熱

水や油、化学薬品などの流体を加熱します。タンクや容器にヒーターを挿入し直接流体を加熱したり、タンク外周にヒータを這わせて外側から加熱、保温する方法があります。
流体の流速、流量、目的温度に応じて最適な設備を設計します。

用途例

  • 石油・薬品化学プラント流体加熱
  • ボイラーによる蒸気生成
  • 石油精製
  • 発変電所の潤滑油予熱
  • 工作機械、発電機(発電所)、反応炉用熱媒油の加熱

固体の加熱

各種製造には原料を溶かす「溶解」や形状をつくるための「プレス加工」や「溶接」、部品を組み合わせる「組立」など様々な工程があります。
各工程を効率的に行うために熱を加えて加工しやすくしています。
製品の品質にも直結しますので、温度制御がとても重要です。

用途例

  • 金属・樹脂の溶解、製造(鋳造・射出成型)
  • ハンダ付け(半導体、回路基板)
  • シート、フィルムの加工(包装機、成型機、シール機)
  • 予熱・加熱(プレス型)
  • 保温(金属配管)
  • 凍結防止

気体の加熱

製品製造には欠かすことのできないメッキや塗装後の乾燥を行います。また、私たちの生活に関わる車両や建物の暖房、食品の加熱、保温などにも熱技術が使われています。

用途例

  • メッキ、塗装等の乾燥、焼付(乾燥炉内空気)
  • 車両、建物の暖房
  • 食品加熱、保温、調理

温めるだけじゃない。「冷却」も熱の技術です。
超微細氷で優しく冷やす「リキッドアイス製氷機」

日本電熱のコア技術は「熱制御」ですので、もちろん加熱だけでなく冷却も対象分野です。
リキッドアイス製氷機は超微細氷を作り出す製品です。触り心地のやわらかなシャーベット状の氷が特徴で、鮮魚などの食材をキズつけず、効率よく冷やすことができるので鮮度を落とさず輸送することが可能です。また、スポーツのアイシングや屋外イベントの熱中症対策など様々な分野での活動を期待されています。

熱源のコアとなる、シーズヒーター

各種ヒーターの熱源のコアとなるシーズヒーターは、日本電熱が戦後米国ゼネラル・エレクトリック社より
技術導入以来、様々な業界・分野で数多くの実績を積み重ねています。

シーズヒーターの構造

幅広い分野で活躍するヒーターの原点

シーズヒーターは製品構造上、振動や衝撃に強く安全性が高いのが特徴です。
そのため、家庭用はもちろん、産業用としても広範囲の用途を持っています。
ヒーター自体を曲げることができるので、シーズヒーターを入れる装置や条件に合わせて形状を自由にカスタムできます。
シーズヒーターをいち早く日本に持ち込んだノウハウから、電力、石油化学、原子力用に多くの実績を持ち、高品質、長寿命な製品に加え、複雑な形状にも対応可能な曲げ加工技術も有しています。

形状加工例

日本電熱をもっと知る
おすすめコンテンツ